新型コロナウイルス感染症関連情報(ヨルダン政府の措置とヨルダン国内感染者数等:5月19日分)
●政府は,19日(火),国内にて20名の新規感染者が確認され,国内の感染者数は計649名となった旨発表しました。
1 空港・国境・大学等の今後については未定
アダーイレ・メディア担当大臣及びジャーベル保健大臣は,次のとおり説明しました。
(1)クイーンアリア空港及びキング・フセイン橋国境の再開については,政府は未だ何も決定していない。空港再開,国境の開放及び観光セクターの再開については,専門のチームによりあらゆるシナリオや技術条件が検討されているが,政府方針はない。
(2)イード期間後の正常化及び大学での夏学期実施は,国内の感染状況に左右される。現在まで政府としての決定は行っていないが,イード期間後に適切な決定をする。
2 奇数・偶数ナンバープレート規制の維持,政府の再開等
(1)車両の奇数・偶数ナンバープレート制につき,同制度はあくまでも追って通知があるまで継続される。ラマダン明け大祭(イード)の第1日目は徒歩の外出が認められるのみで,車両の使用は禁止。第2,第3日目には,同制度が適用される。
なお,イードの初日が土曜日となるか日曜日となるかは追って発表される由。
(2)政府機関の操業再開は,26日(火)である点を改めて強調する。
(3)隣接する県との封鎖解除については未だ検討段階。感染状況の評価の改善や感染症対策委員会による支持があった場合は,イード期間後に政府が決定をする見込み。民間部門についても近日中に決定を行う予定である。
3 ヨルダン国内の感染状況
ジャーベル保健大臣は,記者会見で次のとおり発表しました。
(1)19日(火),国内にて20名の新規感染者が確認され,国内の感染者数は計649名となった。内訳は次のとおり。
ア 3名:サウジとのオマリー国境で確認されたトラック運転手(うちヨルダン国籍1名)
イ 1名:オマリー国境の保健施設の看護師
ウ 2名:UAEからの帰国者
エ 14名:マフラクのハナースリ―の運転手と濃厚接触したザルカ居住者
なお,ザルカにて新たな感染が確認されたことを受け,21日(木),22日(金)で同地区の住民の検査を進めていく。
(2)同日,4名が退院。これにより,現在治療中の感染者は計142名となった。
(3)同日,4,126件のウイルス検査を実施。国内で実施されたウイルス検査数は計148,428件となった。来週以降,新たな検査器具を導入し,国内での検査数をさらに増加させていく予定。
(4) 感染者確認地区は拡大しているが,感染源不明のクラスターは確認されておらず,国内の感染は管理されている。
本情報は,当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており,今後変更があり次第連絡いたします。
いずれにしても,外出禁止令は引き続き出されていますので,これを遵守して頂くようお願い致します。
-新型コロナウイルス感染症の予防法について-
まずは,一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には,石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い,できる限り混雑した場所を避けてください。また,十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
さらに,人込みの多い場所は避けるとともに,屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい。
外務省海外安全ホームページ
外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス
(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111 https://www.moh.gov.jo/
ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語)
https://corona.moh.gov.jo/ar
在ヨルダン日本国大使館
領事・警備班(連絡先: +962−(0)6−5932005)