新型コロナウイルス感染症関連情報(ヨルダン政府の措置とヨルダン国内感染者数等:5月1日,2日)
●ヨルダン政府の発表によると,5月1,2日において新規感染者は確認されなかったが,国境において隣国から入国したトラック運転手(1日に6名,2日に1名)の感染が確認され,累計での感染者数は460名となりました。
●ヨルダン政府の発表によると,2日,73歳の入院患者が死亡し,死者数は合計で9名となりました。
●4日に使用が認められる私用車は,プレートナンバーが偶数の車両となりますので,ご注意ください。
1 ヨルダン国内の感染状況
ヨルダン政府の発表によると次のとおりです。
(1)5月1日,2日共に国内における新規感染者は確認されなかった。他方,国境において近隣国から入国したトラック運転手が,1日に6名(ヨルダン人3名,アラブ国籍者3名),2日に1名(ヨルダン国籍)の感染が確認され,2日時点で累計の感染者数は460名となった。
(2)2日,糖尿病等の持病を持っていた73歳の入院患者が死亡し,これによりヨルダンにおける死者数は9名となった。
(3)治癒者は,1日に2名,2日に3名が退院し,入院患者は計61名となった。
(4)当局は,これまでに82,092件の検査を実施した。
2 レストランの営業時間延長
2日,当局は,ラマダン期間中の要請に基づき,レストランの営業時間を9時まで延長することについて,検討を継続中であることを発表しました。
3 週末の包括的外出禁止措置の理由
1日,アダーイレ・メディア担当大臣は,毎週末に実施されている包括的外出禁止措置に関して要旨次のとおり述べました。(おそらく来週以降も継続するための説明と思われます。)
(1)包括的外出禁止の狙いは,できるだけ多くの国民が自宅にとどまり,規制の例外を最小限に抑えることで国民の間で感染者との接触機会を減らすことにある。
(2)経済活動や車の使用が徐々に再開され,政府が(市民の)動きの増加を予測する日々がある中,週末ごとに実施しているように包括的外出禁止措置を実施する必要性がある。
(3)週末の包括的外出禁止措置は,組織された隔離の手法の一つであり,感染予防のため,感染者数を最小限に抑え,医療能力の限度内に維持するためである。
4 防衛令第10号の発布予定
政府は,本3日にも新たな防衛令第10号を発出すると発表しました。
5 3日は奇数車番の通行許可
ヨルダン政府の発表によると次のとおりです。
(1)奇数偶数ナンバープレート制による車両の使用許可については,引き続きアンマン,ザルカ,バルカの3県において継続。その他の外出禁止措置が変更された県においては,偶数奇数双方の車番の車両の使用が認められる。
(2)タクシー,セルビス,大型・中型バス,配車サービスに関しては,全県で奇数偶数ナンバープレート制が適用される。
本情報は,当局が公式に発表した最新情報を中心に掲載しており,今後変更があり次第連絡いたします。
いずれにしても,外出禁止令は引き続き出されていますので,これを遵守して頂くようお願い致します。
-新型コロナウイルス感染症の予防法について-
まずは,一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には,石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い,できる限り混雑した場所を避けてください。また,十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
さらに,人込みの多い場所は避けるとともに,屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい。
外務省海外安全ホームページ
外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス
(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111 https://www.moh.gov.jo/
ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語)
https://corona.moh.gov.jo/ar
在ヨルダン日本国大使館
領事・警備班(連絡先: +962−(0)6−5932005)