ワディ・ラムの閉鎖に関する注意喚起

平成29年7月24日

●ヨルダンの観光警察によれば,ヨルダンの南にある観光施設ワディ・ラムのゲートを封鎖しています。
●封鎖をした理由は,ヨルダン南部の情勢を受けてとしています。

1 ヨルダンの観光警察によれば,ヨルダンの南方にあるベドウィンのテント生活が体験できる観光施設であるワディ・ラムのゲートを,治安上の関係で閉鎖したことを確認しました。同閉鎖期間については,現在のところ未定となっています。同施設へ渡航を予定している方は,前もって同施設に関する最新の情報を確認されることをお勧めします。

2 上記閉鎖理由は,ヨルダン南部の情勢を受けて観光客の安全を確保するためとされています。なお,21日金曜日,マアーン県ジャフラにおいて,昨年発生した米軍兵士殺害事件裁判で有罪を受けた人物が所属するヨルダン南部の部族が,他の部族には参加をよびかけ抗議集会を実施しました。
 さらに,これに先立つ19日には,ジャフラ地区の幹線道路上でタイヤを燃やす等の抗議活動を行っています。

3 ワディ・ラムに限らず,ヨルダンに渡航・滞在される方は,テロ等不測の事態に巻き込まれることのないよう,報道等により最新の関連情報の入手に努めるとともに,官公庁,治安機関等の政府関連施設,集会等大勢の人が集まる場所に不用意に近づかない等,自らの安全確保に十分な注意を払ってください。
 また,旅行者の方は「たびレジ」への登録を行って,在ヨルダン日本国大使館からの緊急メールを受信できるようにしておくことをお勧めいたします。

4 なお,ヨルダンには別途危険情報も発出されていますので,併せて留意してください。
  http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2017T006.html#ad-image-0

5 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3ヶ月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/)。
3ヶ月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)。