MERSコロナウイルスによる感染症の発生(ラクダへの接触は避けてください)(その85)
平成28年5月29日
5月27日付で外務省「海外安全情報(感染症広域情報) MERSコロナウイルスによる感染症の発生(ラクダへの接触は避けてください)(その85)」が発出されましたのでお知らせいたします。
なお,昨年秋以降,ヨルダンにおいて同ウイルス感染者の発生は報道されておりません。
○その84からの主な変更点
・世界全体の感染者等の数(以下1.(1))
・サウジアラビア及びカタールにおける新規感染者の報告
1.中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況
(1)2012年9月以降、サウジアラビアをはじめとする中東地域を中心に、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)の感染者の発生が引き続き報告されています。世界保健機関(WHO)の2016年5月16日付け発表によれば、これまでに累計で1,733人の確定感染者数と、このうち少なくとも628人の関連死亡者数が報告されています。2015年には、韓国等の一部アジア地域でも中東訪問歴のある人に発症例(輸入症例)が確認されましたが、感染例及び関連死亡例の多くは中東で発生しています。中東地域に渡航・滞在される方は、特に、ウイルスの保有宿主とされるラクダへの接触を避けるなど、以下2.(2)及び(3)の予防策を参考に感染予防に努め、十分注意してください。
(2)2015年9月2日に開催された国際保健規則(IHR)緊急委員会第10回会議において、同委員会は、MERSの現在の流行状況は、依然として「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」には該当しないとしていますが、更なる流行に対して強い警戒を有していると述べています。
(3)WHO等によれば、中東地域では、2013年以降、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、ヨルダン、レバノン、イエメン、クウェート、イラン及びバーレーンでMERS感染例が報告されています。最近では、サウジアラビアにおいて、2016年4月30日から5月5日までの間に新規感染者4人(うち死亡者1人)、また、カタールにおいて、ヒトコブラクダと頻繁な接触のあった同国人1人にMERS感染が確認されました。
※同情報全文は,こちらをご覧願います。
なお,昨年秋以降,ヨルダンにおいて同ウイルス感染者の発生は報道されておりません。
○その84からの主な変更点
・世界全体の感染者等の数(以下1.(1))
・サウジアラビア及びカタールにおける新規感染者の報告
1.中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況
(1)2012年9月以降、サウジアラビアをはじめとする中東地域を中心に、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)の感染者の発生が引き続き報告されています。世界保健機関(WHO)の2016年5月16日付け発表によれば、これまでに累計で1,733人の確定感染者数と、このうち少なくとも628人の関連死亡者数が報告されています。2015年には、韓国等の一部アジア地域でも中東訪問歴のある人に発症例(輸入症例)が確認されましたが、感染例及び関連死亡例の多くは中東で発生しています。中東地域に渡航・滞在される方は、特に、ウイルスの保有宿主とされるラクダへの接触を避けるなど、以下2.(2)及び(3)の予防策を参考に感染予防に努め、十分注意してください。
(2)2015年9月2日に開催された国際保健規則(IHR)緊急委員会第10回会議において、同委員会は、MERSの現在の流行状況は、依然として「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」には該当しないとしていますが、更なる流行に対して強い警戒を有していると述べています。
(3)WHO等によれば、中東地域では、2013年以降、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、ヨルダン、レバノン、イエメン、クウェート、イラン及びバーレーンでMERS感染例が報告されています。最近では、サウジアラビアにおいて、2016年4月30日から5月5日までの間に新規感染者4人(うち死亡者1人)、また、カタールにおいて、ヒトコブラクダと頻繁な接触のあった同国人1人にMERS感染が確認されました。
※同情報全文は,こちらをご覧願います。