ベイルート及びパリにおけるテロ事件の発生に伴う注意喚起
平成27年11月14日
在留邦人の皆様へ
1 11月12日18時頃(現地時間),ベイルート南郊外(ベイルート国際空港近郊)において,2件の自爆テロが発生し,保健省発表によれば,43人が死亡,239人が負傷しました。本件事案に関し,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)が犯行声明を発出しました。レバノンに渡航・滞在を予定されている方は,海外安全情報にも十分留意し,報道等から最新の情報入手に努める等,不測の事態に巻き込まれないよう注意を払ってください。
2 13日22時頃(現地時間),現地の報道によれば,パリ10区及び11区及びパリ北部近郊の国立競技場において,銃撃事件等が発生しました。現地の報道では,少なくとも120人以上が死亡し,210名以上が負傷したと報じられています。フランスへ渡航・滞在される方は,以上の状況を考慮し,テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。
3 シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されるテロ事件をはじめ,ISIL等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けている者によるとみられるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば,日本人,日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう,渡航情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。